冷水浦を紹介する冊子『umigiwa profile』vol.2
“ 地域の歴史は、言わば魚群だ。大きな塊に見えても、実態は、その地域で暮らす人々の日常の集合体。一つ一つに物語があり、連綿と続く日々が歴史を成す。だが日常であるがゆえ、記録に残されることは少ない。そのため少子高齢化や人口減少に伴い、あまりにも容易く、魚群は姿を消してしまう。
一次産業を主とする地域であれば尚更。とりわけ海際は、担い手不足だけでなく地震の津波を想定した防災面からも変化が求められやすい。魚群が喪失する前に、一人一人の記憶を魚拓のごとく書き残そうと始めた企画が「umigiwa profile」だ。”
2023年3月に制作された「umigiwa profile vol.1」の続編として、2024年3月に「umigiwa profile vol.2」を発刊されました。どちらも和歌山県海南市冷水浦が舞台。テーマは、vol.1が「暮らし・文化」、vol.2が「海際の生業」です。
海際文化小委員会で主査を務める和歌山県海南市出身の宮城大学事業構想学群の助教 友渕貴之先生が企画し、リシミズメンバーである冷水浦在住のフリーランスのライター 前田有佳利が執筆・撮影を含む制作を担当しています。
「チャイとコーヒーとクラフトビール」の店頭に、実物の冊子をいくつか置いていますので、お立ち寄りの際はよければお気軽にお持ち帰りください。今回も、上記pdfデータに加え、リシミズのサイトでもでも1記事ずつアップしていこうと思っています。どうぞお楽しみに!
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発刊 2024年3月31日
企画 EDGE of ISLAND、友渕 貴之(宮城大学)
制作 前田 有佳利(noiie)
企画協力 日本建築学会海際文化小委員会、Seaside Monkey
本冊子は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)「大学・エコシステム推進型スタートアップ・エコシステム形成支援」の一環で制作しています。