だんだん増える、人と家と船
初夏のDIARY投稿からすっかり期間が空いて、秋(むしろ冬?)を感じる季節になりました。が、着々と進んでおります、Re SHIMIZU-URA PROJECT。
この数カ月の間に、いろんなものが増えました。メダカは稚魚が想像以上にすくすく育って大家族に。修行に来てくれる人も増えて、京都芸術大学のタイガーや、ロックダウン生活メンバーの入谷くんのカムバックもありました。
「omoyaの前の持ち主、実は僕のおじさんなんです」と言って驚かせてくれた神田くんとの出会いも貴重だった! omoyaでは昔、「イエロー」という名のビーグル犬が飼われていたそう。
当初、イエローは神田くんの実家で飼われていたらしいのですが、引っ越しに伴い止むを得ず、親戚のおじさん、つまりomoyaの前・持ち主のもとへ。人懐っこくて賢いと評判になり、近隣住民のアイドルと化していたのだとか。いつか冷水浦で、また犬が飼えたらいいな。
その後、Twitterで「大工アルバイト募集」の呼びかけをしたところ、和歌山大学に入学したての19歳・なきゃが、すぐに連絡をくれました。バイト代を貯めて、一眼レフのカメラを買いたいんだと話す、なきゃ。慣れない作業の中、がんばって働いてくれていました。
先日うちで、和歌山市内の北西にある漁港「加太」で一軒の家を譲っていただいたのですが、今後はなきゃがその空き家活用で一役買ってくれそうで楽しみです。
ロックダウン生活メンバーで、その後も何度か来てくれているドリー。今回は8月頃から10月末まで通算1カ月半、働いてくれました。和歌山大学を卒業後、東京に行ってみたり、和歌山に戻ってきて起業したりと、自分に合った生き方を模索中。次回会うときはどうなってるかな。
ちょっとこの頃、がんばっている若者たちを親気分で見てしまう(笑)
嬉しいことに冷水浦についに移住者も増えました。同い歳のりょうくん。うちで借りた近所の空き家で10月頃から住みはじめています。緻密な作業が得意で、聞き上手でありながらムードメーカーでもある。頼れる仲間です。
ビール好きなりょうくんの影響を受けて、1日の作業終わりに、hanare前のスペースにアウトドアチェアーを広げて、みんなでちょっと一杯やるのがクセになっています。
みんなのがんばりのおかげで、作業は順調に進んでいます。今では、omoyaとhanareの間にタイルがびっしり敷き詰められ、そのサイドを青石が小さく波打つように走っています。
朝9時から作業して、昼食して、作業して、珈琲ブレイクして、また作業して、日が暮れたら外でお疲れ様の一杯をして、お風呂に入って晩ご飯。
作業を進めれば進めるほどアイデアが湧いて、やりたいことが増えていく。冷水浦駅まで直通の道をつくるかーとか、裏山にトンネル掘ってみたいーとか、エリアがじわじわ広がるRe SHIMIZU-URA PROJECT。生き物に対峙するみたいに終わらない。
そうこうして過ごしていたら、近所のおっちゃんが作業を覗きにきて「船、いらんかぁ」と譲ってくれました。お礼に、建て付けが悪くなっていた家の建具を修理。
人も物もアイデアも増えていく。あれもこれもやりたいのに今日はここまでしかできんかったなと悔しく思う日もあるけど、みんなのおかげで、ちょっとずつ進んでいる。
これから一層、増えますよ、お楽しみに。